桜の花と恋の花
朝泡鈴菜
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桜の花が咲く頃に
恋の花が咲きました
隣の席にいる君と
初めて結ばれたいと思いました
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入学式のありがたいお話
聴いていたらめまいがして
ふらつく私に声かけてくれた君
優しい声に救われました
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出席番号が隣だからという理由で
教室の席も隣でした
私に気を使ってくれると思いきや
冗談もたまに言ってくれて
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優しいところ面白いところ
本ばっかり読んでるくせに
何気なく私の体調も
気にしてくれるところ
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実は恋愛小説が好きなところ
意外と歌がうまいところ
遊ぶメンバーにさりげなく
私を加えてくれるところとか全部
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こんなの反則だよ
どんどん好きになっちゃうよ
大切な人になっちゃうよ
君は無自覚かもしれないけどね
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君のために髪を長くしました
君のためにメイク道具を
買いました 君のために
よく話しかけたりしました
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こんなの反則だよ
いっぱい好きで満たされちゃうよ
大切な人になっちゃったよ
君は無自覚かもしれないけどね
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