春眠暁を覚えずとは言うけれど
清流さん
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春眠不覺曉
處處聞啼鳥
夜来風雨聲
花落知多少
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孟浩然はこの春の陽気を
こう言って詩にした
雨風も暖かさもある
今年の春にピッタリだ
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そして今年の春は寝坊ができる
流行りの病が街を覆い
家に居ながら仕事をする
いつでも眠れている
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ベランダから外を眺めると
遠くで桜が咲いている
今年は近づいて見れないな
来年には見れるかな
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春眠暁を覚えずとは言うけれど
今年は春を眺めるだけ
その手で触れる事も
近くで見る事もできない
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孟浩然の春暁を
僕は杜甫の詩と混同してた
杜甫の春望はある意味
今年の春にピッタリだ
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戦禍の代わりに病災が蔓延る
都市では人も消え果てたけど
咲く桜も流れる川も
今年も去年も変わらない
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部屋で聞く春の雨の音も
鳥のさえずりも
外にも出れない故郷にも戻れない
もどかしさを掻きたてる
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春眠暁を覚えずとは言うけれど
今年の春は寂しいだけ
その足で旅をするのも
娯楽に高じるもできない
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春眠暁を覚えずとは言うけれど
今年は春を眺めるだけ
その手で触れる事も
近くで見る事もできない
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春眠暁を覚えずとは言うけれど
今年の春は寂しいだけ
その足で旅をするのも
娯楽に高じるもできない
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國破山河在
城春草木深
感時花濺淚、
恨別鳥驚心
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烽火連三月
家書抵萬金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
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