【心の穴】
肝子
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北千住駅にほど近い
熱い砦の奥の奥
彼とは顔なじみで
いつもと同じあの台詞
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上を見ればキリが無くて
“斬り”よりマシだと嘯いても
それでも胃には穴が開く
何度目かの溜息を一つ
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いつもの様に開けたいのか?
いつもの様に埋めたいのか?
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こっちの気持ちも知らないで
冷たい瞳の奥の奥
満足ではないけれど
不格好だから捨てられない
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またバルを得る増える
消える感情燃える決意
それでもこれが修羅ならば
痛みを糧に今日もイク
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いつもの様に開けたいのか?
いつもの様に埋めたいのか?
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