Anaphylaxis
さやさや
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ここから見える景色は
僕の痛みを思い出させる
蜂に刺されたかのような
鈍く鋭い胸の痛みが
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その思い出は泥のように
奥までまとわりついて
踏み出す足を縛りつけている
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君を知ってしまった
次が踏み出せない
痛みを知ってしまった
次は致死量になる
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君を愛してしまった
もう忘れたはずなのに
痛みを残してしまった
次は致死量になる
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君と過ごした日々に作られた
嫌われないための防御本能
いつまでも反応し続けて
全身を回る毒のように
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君を無くしてしまった
いつか来ると知っていたのに
痛みを先延ばしした
次は致死量になる
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君も無くしてしまった
失うことを恐れ過ぎた
痛みが再び回り出す
次は致死量になる
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