あなたとボクの千年間
王里
|
♪
|
今日もまた、人ごみに紛れ
今でも姿を、隠すんだ。
鏡さえも、知らなくて
今でもボクが、見えてないでしょ?
|
♪
|
帰宅後は、あの人が迎え
この笑顔だけが、PREMIUM。
そなただけが、知っている
獣のボクが、見えているから。
|
あなたとの、思い出写真
今でも、持ってるよ。
その時にくれた、ウロコの腕輪
左腕に、はめているから。
|
♪
|
♪
|
今日もまた、人ごみに紛れ
今でも姿を、隠すんだ
カメラだって、知らなくて
今でもボクが、映ってないね?
|
♪
|
♪
|
部屋に戻って、ボクは泣いた。
誰も見えてない、モンスターだけど
あなただけは、分かるでしょ?
まことのボク、見えるから……
|
♪
|
「そろそろ……、行かなくちゃ……!」
部屋を出ると、あなたがいた。
ケモノは、どうすることもできず
そのまま君に、泣きついた。
|
「またね」の言葉を、追うように
あなたは、こう言ってくれたね。
「また来いよ」の一言が
獣のこころを、癒すんだ。
|
♪
|
♪
|
今日もまた、人に紛れ
またまた、姿を隠してる。
川ののどかな、音だけが
あの人のもとへ……
|