303741 / 清流さん
カナリアの唄「唄を忘れたカナリア
がどうなったか
君は知っているか」
あの日君が言っていた言葉
最初はその意味が分からず
意味を持たせようともせず
ただひたすら鳥の様に
自由に生きていた
しかしそれは自由に羽ばたいた
訳じゃ無かった
自由と言う籠の中で
囚われただ囀るだけだった
いつしか鳴くことも忘れ
オウムに首元を啄まれ
絶望に打ちひしがれれる日々
あの唄の様に捨てられてしまう
唄う事を忘れたカナリアは
籠の中檻の中で静かにうずくまる
か弱い鳥の代名詞
本来は違う筈なのに
籠の中のカナリアは
自ら巻いた種で弱り果てる
君の言っていた言葉
今意味を噛みしめ咽び泣く
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