ここから。
夢芽
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あなたが僕との未来を
切り離して旅立つこと
少しだけでもいいから
泣き言でもききたかった
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あの日不意に鳴った携帯のメロディ
あなたの好きなカノン
耳に今も残る意外な科白は
僕の胸だけを抉っていった
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砂時計の砂
ただおちゆくだけの
そんな生き方も
あるのかなって滲む
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部屋に残されるあなたの
影さえも愛おしいのに
やりきれない日々に疼く
街の水は魅惑的で
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独り見上げる夜空に
少し慣れてはきたけれど
射抜かれた痕を繕う
人は未だ見つからない
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時は流れ街にあふれるメロディ
2度目の夏はすぐ
あなただけの羽ばたく姿
僕は夢のなか永久に眠る
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笹の葉のゆれる
音色に目醒めれば
思い出されるよ
2人奏でる カノン
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今日まで伝えられずに
のみこんだままの言葉を
沈めて終わりにできない
いまさらでも届けよう
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ずっと決めていた
ともに歩むのは
あなたしかいない
過去も今も未来も
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長すぎた夢に終わりを
告げるメロディと証しを
出逢った場所からはじめよう
僕らの第二楽章
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