771306 / 作詞:夜狩尾/作曲:tao_hiro
梅雨(ばいう)の孔雀水の針が檻をこわすまで
あなたはどこへも翔べない
嘴にわたした鍵は
のみこんで溶かしてしまった
心音を隠しつづけるため
おわらない雨乞いの歌
あしたの夢から覚めても
なんど日曜日になっても
エメラルドの星雲は
今夜も暗黒のはるか彼方
ありきたりな果実(フルーツ)だから
毒牙で傷つけ食べさせる
植えてきた七変化(しちへんげ)は
何色に染まっているんだろう
確認するための習慣
おきまりの深夜徘徊へ
雨あしについてゆくと
街の音は流れさり
プロムナードの水たまりは
もっと深くなる
雨粒のレインコート
濡れているメモランダム
心を感じていたいから
傘はお留守番
花びらにおちた雫が
一滴の星にかわったのは
雨宿りをしていた
ゲンジボタルのおかげだね
孔雀の羽音がきこえる
梅雨(ばいう)が髪に染みんできた
〝めざめないで太陽〟
歌詞をまだ綴りたいから
|
■コメント追記は登録者のみ |