月下美人月の光が虹を産み出す時 巨大な白狐が姿を現す 高層ビルの4倍程の 孤高なる神秘が蠢く 端から見てみればそれは 歩くアポカリプスのようだが 静寂に苛まれているが故に 誰かへの呪いにも見える 日に日に大きくなっていくそれに 僕は溜息をテーブルへ零す 今日も一日何も変わらず 感情だけが吸収されていく 壁に向かって叫べば良いか 液晶の上で叫べば良いか さて、窓から覗いた時には どれくらい大きくなっているのか 【後奏】
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