音の雫小さな光 見失ってしまった 冷たい空気は 行く手を遮る 顔をあげて 耳を澄ましてみる 聞こえるものは きっと幻 すっかり色を失った 自分のあしあと ほのかな光が 地面にしみ込んで はねのような門が 静かに閉じる 心がたどり着くところは やっぱりここだった 優しく誘いかける まぼろし 私はそっと 耳をふさぐ 君はきっと 耳を塞ぐこともできない 音のしずく そこにあるよ 手が 触れるほど 近くに
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