358601 / ささかま
セメントオーロラの流れる街で
グラスを灯りに傾けながら
星の行方を貴方と見つめ
瞼をじっくりとつむりながら
永遠のキスを交わし
永遠の乾杯を交わし
永遠の契りを結ぶ
永遠のベッドに温もられて
他人は雄たけびすぐに止み
やがて朱に染まる肉となる
二人は笑い火照り泣きながら
星は肉焼く網となる
ここは宇宙今も数多の星が
お産に苦しみただ死に行くのみ
ここは地球星になれぬ塵を
廃棄続け同士に燃やされ
宇宙と共に
宇宙は何ゆえに
宇宙は混沌を
ここは宇宙
オーロラは美し
何ゆえに美しいのか
宇宙は難産のママン
故に織りも美しい
|
■コメント追記は登録者のみ |