316126 / 清流さん
岐阜の路面電車の歌今から十年前に廃止された岐阜の路面電車
赤字が理由で廃止された路線
しかし本当に廃止されなきゃいけなかったのか
はたしてこれで良かったのか
終わりが近づこうとしている
散々存続の動きがあったのに
市の方針一つで全てが台無しになった
その掌を返す行為が全てを壊したのだ
いや俺は間違ってなんかいない
大体八億円なんて払えるわけがない
時代遅れの路面電車より
使い勝手のいいバスが良いはずだ
赤字だった仕方なかった お金無かった仕方なかった
クルマ社会だった クルマ社会だった
苦しみから逃れたかった 利権も絡んでた
こんなはずじゃなかったのに
こうして遥か昔の都市の過ちを繰り返すのか
目の前だけの利益と苦しみの解放を求め
気が付けば直せなくなるまで壊れ続け
自らの首の括ればそれで満足なのか
あれから十年
路面電車が消えみな車で郊外に行き
そして岐阜の街は死に体と化した
未だ復活の兆しは見えず
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