312476 / 必須ちゃん
悪い芋の恋俺は悪い芋だ 農家に捨てられた廃棄物だ
育ての親にすら見放された俺だって
芋の芽の奥が締め付けられることもある
語りのいかしたあの人に恋をした
ポテトの名にかけて誓うが 俺は半端な心のミーハーじゃない
俺の命を焦がすほど あの人が好きだ
芯から湯だった俺の体は
生じゃなく ほくほくのおいしいポテトさ
あの人に近づこうと願って 俺は贈り物を計画した
おいしい作物の詰め合わせだ
廃棄物の俺も詰め合わせの中に潜り込んだ
密かな恋心が叶うといいな
うわあああああああああああああああ
あついいいいいいいいいあついいい
でもうれしい
あついいいいいいいいいい |
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