311764 / みつびし
ナタラージャ彼の者は神であった
彼の者は神々の中でも上位に居た
裸に短い腰巻だけを纏った苦行者の姿で
泉の前で使いの者と踊っていた
彼の者は大きな力を持っていた
それを気にくわない者たちがいた
そして彼の者を殺そうと呪いをかけた
しかし呪いは全く通じない
虎を向ければ皮を剥ぎ体に巻き付け
蛇を向ければ蛇を首飾りに
しまいに悪魔を放ったが
彼の者の踊りに見入る始末
踊れ踊れ踊れ彼の者よ
神々に101の踊りを奉れ
踊れ踊れ踊れ舞踏の神よ
世界の終わりと始まりを導け
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